下津井電鉄廃線跡ポタ
先週末は祖父の法事ということで岡山県に行っておりました。で、ついでなので自転車を持参し、ちょっとばかり走って来ました。
下津井電鉄は、現在のJR瀬戸大橋線・茶屋町駅と、瀬戸大橋のたもとに当たる下津井港を結んでいた鉄道線ですが、1972年に茶屋町~児島間が、1991年に児島~下津井間が廃止されました。その軌道敷跡が自転車道になっているというので、行ってみたわけです。
JR茶屋町駅では、駅前のコインパーキングに車を停めて、自転車に乗り換えました。そして、駅前ロータリーから高架線沿いに少し南に行くと、右前方向に細く伸びる道が見つかります。それが下津井電鉄の廃線跡です。

もう葉桜になりかかっている桜並木のトンネルをくぐりながら進むと、田んぼの中に藤戸駅の跡があります。線路こそありませんが、ホームはほぼそのまま残っている様子で、なかなか味のある雰囲気です。

そこから先しばらくは、ところどころで廃線跡がとぎれていて、道を見つけ出すのにちょっと注意力が必要になります。この方向で来たからあの辺にありそう、とか、児島はこっちの方角のはずだからこの方向じゃないか、とか、推理しながら道を見つけていきます。基本的には「自転車通行可の歩道」の標識を探していくことになります。瀬戸中央道の水島ICあたりでいったん道を見つけにくくなりますが、ICの北側に沿って走っていると、高架の下をくぐる自転車道が見つかりました。
その先、福南山という山を越えて、坂を下ると旧児島市のエリアに入ります。その入口に当たる稗田駅跡では、桜がちょうど見頃でした。路上で敷物を広げて花見をしている人もちらほら。

桜並木を抜け、学校の裏や病院の脇を抜けて、住宅街をすぎると、旧児島駅の跡地に着きます。現在のJR児島駅よりも北西に1kmくらいのところで、いかにも大きな駅があったらしい形の敷地が、そのまま駐車場に転用されています。下の写真は、駅跡の敷地をまたぐ陸橋に上って茶屋町方面側を撮ったものです。画面真ん中やや奥のとがった屋根は交番で、この辺りから手前が駅の敷地と思われます。茶屋町から来る線路は、画面右奥方向からやって来ます。


ここまで来ると、終点まではもう一息。再び切り通しを抜けながらじわじわと坂を下り、下津井の港町を巻き込むように回り込んで、海辺に出たところが終点。駅の建物は撤去されていますが、基礎のコンクリートはほとんどそのまま残っているようです。傷みは相当激しい状態ですが、往時の駅の姿を忍ぶことができます。駅跡近くの温室には、昔の車両も保存されています(ただし、近づけないのですが)。

こんな感じで、けっきょく茶屋町駅から下津井駅跡まで、およそ20kmほどを走破しました。休んだり写真を撮ったりしながらのんびり行ったので、2時間近くかかったのですが、そんなにキツい坂もないし、なかなか楽しめました。