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延吉留学日記・第一週(7)

20100730 金曜日 晴れ

昨日の疲れと落ち込みから回復できない。朝は6時に目が覚めたので、まず洗濯をした。その後、顔を洗って7時過ぎに食堂へ。隣室のKDくんと一緒に食べる。
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そして授業。今日から老師が交代し、それに伴ってまた新しいテキスト。今度の老師は漢族らしく、朝鮮語を話すことは全くないらしい。授業前、自分は日本人で、文章をみて読むことは可能だが、漢字の発音を知らないから、聞いたり話したりすることには困難がある、と伝えた。それに対する老師の返答は、ほかの学生のレベルが高いので、授業は高級レベルでやることになる、もしそれで理解できるのならば受ければよいし、そうでなければ自習してくれ、とのこと。どうしたものだろうか。

授業は、全体的な内容は理解できる気がするのだが、老師の細かい指示が聞き取れないし、翰林大学の学生の発表も聞き取りにくい。聞き取り能力は大きな課題になるのだが、これからどうすればよいのだろう…。

昼食はビョンジョと食べる。ビョンジョは2班に移るべきだと言われているのだが、それが聞き取れなかったのか、一所懸命にがんばろうと言ってくれる。この時点では、私も3班でがんばろうか、と思っていた。

昼からは、芸術学部の校舎に移動して歌の授業。歌自体はおもしろいのだが、グループを代表して一人で歌わされる、というのがあって、少々恥ずかしい思いをした。徒歩での移動中、最近よく話しかけてくれる大邱科技大のヒョナという女子学生にも、授業が難しくて困っている、とこぼしてしまった。ヒョナは、2班に移ってくればいいのに、と言っている。

歌の授業の後、留学生管理課に行き、3班の授業があまりにも難しいので、2班と3班の中間レベルのクラスを作ってもらえないかと相談する。最初はSKさんのときと同じで、一人や二人だけのためにクラスを作るわけにはいかないのだから仕方ない、と言われたのだが、集めれば何人かいるはずだし、2班は人数が多いと聞いている、と伝えたところ、少しだけ時間がほしい、との返答であった。よい方向に向かってくれるとよいのだが……。

16時30分から、水餃子体験。ある程度こね終わった生地と、機械製の皮、そして中に入れる具を渡され、皮を伸ばして作るところ、包むところだけを体験する形。簡単だがそれなりにおもしろい。包み終わった餃子は食堂のアジュンマにゆでてもらい、みんなで試食。セロリのような香りが口の中に広がる、未体験の風味だ。
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水餃子体験は18時頃に終了。なんだか中途半端なので、KDくんを飲みに誘ったところ、意外にも韓国人学生が10人ほど集まり、通りかかったKMくんに引率してもらってレストランへ。ビールを飲みながら、韓国の飲み会ゲームをいくつか教えてもらう。皆すでに水餃子を食べているので、非常に安上がり。とりあえず私が代金を支払って恩を売っておいた(何の役にも立たないだろうが)。

学生たちはその後、クラブに行くといって再び出て行った。私はそのまま部屋に戻り、ちょこちょことネットサーフィンなどをした後、22時頃に就寝。しかし周囲の学生がうるさくてなかなか寝付けなかった。