2012年度センター試験(韓国語)第3問 B・C
第3問 会話
B 会話文全体の内容をとらえる問題
[全訳]ジュンシク:あれ? これ何の写真だ?
ユジョン:小さいときにおばあさんの家に遊びに行って撮った写真だ。
ジュンシク:このかわいいちびっ子がユジョン、君か?
ユジョン:ああ。そしてぼくを抱いていらっしゃるかたが私たちのお父さんだ。
ジュンシク:この泣いている子どもが今中学校に通っている君の弟かい?
ユジョン:そうさ。小さいときはよく泣いた(→泣き虫だった)んだから。
ジュンシク:じゃあこの人は誰? お姉さんかい?
ユジョン:いや、私たちのお母さん。
ジュンシク:本当? あまりにも若くお見えになる(→すごく若く見える)! じゃあお姉さんは?
ユジョン:お姉さんはこの写真にはいない。
[解説]
設問を見ると、話題になっている写真に誰が写っているかを把握することが求められている。
まず、ユジョンが귀여운 꼬마(かわいいちびっ子)であったころの写真であること、そしてユジョンの父親がユジョンを抱いているということから、(4)が消去できる。次に、울고 있는 애(泣いている子ども)がユジョンの弟であるとわかる。ここから、泣いている子どもの方が泣いていない子どもよりも年上である(3)、父が泣いている子どもだけを抱いている(1)が消去できる。また、お姉さんとお母さんがともに写っているという点でも、(1)は不適切である。よって、正解は(2)。この写真は、父がユジョンと弟の2人を抱いているという点で少々迷うかもしれないが、父がユジョンだけを抱いているという内容は会話文の中にはみえないので、(2)を選んで問題ない。
【36】→(2)
C 会話文の主旨をとらえる問題
[全訳]A:何を探しているの?
B:ああ、ここにあった封筒見なかった?
A:【37】なぜ?
B:そこに、ぼくは手紙が来るたびに【38】を一枚、二枚とちぎって入れておいたんだけど。
A:そうだったの。じゃあすぐに持ってくるから。
[解説]
まず、文章全体から場面をとらえよう。AがBに対して뭘 찾아?(何を探しているの?)と尋ねていることから、Bは何かを探している場面であるとわかる。次にBは、と尋ねているので、Bが探していたものは封筒であるとわかる。封筒を探している理由は、거기다 내가 편지 올 때마다 とあることから、手紙を書くためではなく、届いた手紙から何かをちぎって入れておくためであったとわかる。そして、最後にAが그랬구나. 그럼 얼른 갖고 올게(そうだったの。じゃあすぐに持ってくるから)と言っているので、Aは封筒のありかを知っていることがわかる。
問1
各選択肢の日本語訳は、下記の通り。
(1)=手紙を書いていてやめてしまったんだけど。
(2)=調べてみたけど、何もなかった。
(3)=いま封筒を買いに行く途中よ。
(4)=空いた封筒みたいだったから片づけたんだけど。
空欄は、여기 있던 봉투 못 봤어?(ここにあった封筒見なかった?)とBから問われた時の、Aの返答である。この点から、封筒に触れていない(1)は明らかに不適切。また、Bが【38】를 한 장, 두 장 떼어서 넣어 뒀거든(【38】を一枚、二枚とちぎって入れておいたんだけど)と言っているのを受けて、Aが그랬구나(そうだったの)と言っていることから、Aは封筒の中身について明確に走らなかったことがわかる。このことから(2)も不適切。そして、最後にAが그럼 얼른 갖고 올게(じゃあすぐに持ってくるから)と言っていることから、Aは封筒をすぐに持ってくることが可能な状態であることがわかる。このことから(3)が不適切。よって正解は(4)。
【37】→(4)
各選択肢の日本語訳は、下記の通り。
(1)=手紙を書いていてやめてしまったんだけど。
(2)=調べてみたけど、何もなかった。
(3)=いま封筒を買いに行く途中よ。
(4)=空いた封筒みたいだったから片づけたんだけど。
空欄は、여기 있던 봉투 못 봤어?(ここにあった封筒見なかった?)とBから問われた時の、Aの返答である。この点から、封筒に触れていない(1)は明らかに不適切。また、Bが【38】를 한 장, 두 장 떼어서 넣어 뒀거든(【38】を一枚、二枚とちぎって入れておいたんだけど)と言っているのを受けて、Aが그랬구나(そうだったの)と言っていることから、Aは封筒の中身について明確に走らなかったことがわかる。このことから(2)も不適切。そして、最後にAが그럼 얼른 갖고 올게(じゃあすぐに持ってくるから)と言っていることから、Aは封筒をすぐに持ってくることが可能な状態であることがわかる。このことから(3)が不適切。よって正解は(4)。
【37】→(4)
問2
各選択肢を日本語訳すると、(1)=切手、(2)=手紙、(3)=カード、(4)=はがき、となる。手紙が来るたびに、1枚、2枚とちぎることができるものというと、(1)の切手が最適。
【38】→(1)
各選択肢を日本語訳すると、(1)=切手、(2)=手紙、(3)=カード、(4)=はがき、となる。手紙が来るたびに、1枚、2枚とちぎることができるものというと、(1)の切手が最適。
【38】→(1)