虎ときどき牛(奥の間)@はてな

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富士宮やきそばポタリング

LGS-CM(ルイガノ)という自転車に乗っています。台湾の太平洋自行車(Pacific)という会社が出しているCarry Meという車種を、カナダ・ケベックルイガノという会社の名で出している、ということのようです。とってもステキなお値段である上に、リペアムゲル加工してもらったりハンドルを付け替えたりサイクル・コンピュータを装着したり、などと追加の出費までしてしまって、少々フトコロが痛いです。とはいえ、とにかく小さくて軽いので、電車に持ち込んで移動するのも簡単です(ちなみに、そのスジの人たちの間では「輪行」と呼ぶのだそうですが、漢文常識的に言えば「輪行=自転車に乗っていくこと」になる気がするので、私は「輪行」とは呼びません)。そんなわけで、連載記事が途中で止まっているのも気にせず、今日は自転車を携えて富士宮まで行って来ました。目的はもちろん、富士宮やきそばです。そういえばこの自転車、ちょうど富士宮やきそばののれんと同じ色だな……。
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富士宮といえば、富士山をご神体とする浅間大社(富士山頂は、この神社の境内ってことになるらしいですね)の門前町。というわけで、最初に浅間大社に参詣しました。
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参詣を済ませた後は、自転車で街をぶらつきました。その結果、行ったやきそば屋は3軒。
富士宮駅改札前の「麺ズ STATION」
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浅間大社前の「お宮横丁」(行ったのはこの中の「すぎ本」)
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浅間大社南の駐車場の向かいにある「宮膳つたや」(↓私としてはここの味がよかった)
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本当は、このほかにも目当てにしていた店はあったのですが、うろついている間に昼の営業時間が終了していて、たどり着いたときには「準備中」になっていました……。

まぁしかし、小さめの皿で注文したとはいえ、3軒回れば十分腹一杯です。てか、カロリー過多ですわな。なので、食後は富士駅までの約10kmを自転車で戻りました。その気になればもっと走れたのかもしれませんが、実質初めてのポタリングなので、今回はこの辺でやめときました。

《本日の走行記録》
 走行時間 1:46
 走行距離 23.7km
 平均速度 13.3km/h
 最高速度 25.7km/h

【追記】
やきそばを通じた富士宮市の町おこしについては、下記の本が詳しいです。
 渡辺英彦『ヤ・キ・ソ・バ・イ・ブ・ル 面白くて役に立つまちづくりの聖書』(静岡新聞社)
それとは別に、ソースを使ったお好み焼きのたぐいの「洋食焼き」と工場労働者のつながり、みたいなものも、富士宮やきそばの歴史は関わっているように思います。第一次大戦~第二次大戦の時期に、繊維産業などの軽工業が活発であった地域には、お好み焼き(一銭洋食)ややきそばで有名なところが多いですよね。富士宮駅の南側にあるイオンのところには、かつてオーミケンシの工場があったそうですし。ほかにも、やきそばで言えば群馬県太田市とか、お好み焼きで言えばもちろん大阪もそうでしょうし、下記の本で扱われているような(大阪とは異なる)神戸のお好み焼き文化もあります。
 三宅正弘『神戸のお好み焼き 比較都市論とまちづくりの視点から』(神戸新聞出版センター)
いまは神戸名物とされている「そばめし」も、町工場が集まる長田近辺が発祥なんですよね? そういえば、神戸のお好み焼きって、あんまり食べたことないな。ずーっと以前に、hironack氏に明石で(たこ焼きではなく)お好み焼き屋に連れて行ってもらった記憶はあるんだけど。